新聞報道

長崎県対馬のニュース2題

5月に長崎県の対馬に関するニュースが、2件新聞紙上に取り上げられました。一つは、対馬博物館が開館と、もう一つは、対馬のトンボ「緊急指定種」にという、何れも興味深いニュースです。 対馬は、古代から大陸と日本の橋渡しをしてきた島です。以前から、こ…

緊迫するアフガニスタン情勢

アフガニスタン情勢が再び厳しさを増しています。米軍の撤退によりタリバンが、全土を一気に制圧し、それに呼応するように他の過激派の自爆テロなどにより混乱を極めた形になっているからです。 アフガニスタンは、中央アジアと南アジアの交差点に位置する山…

北海道の縄文遺跡群

北海道・北東北の縄文遺跡群が、今月に世界文化遺産に登録される見通しとの報道がありました。 北海道出身の者として、以前から気になっていたのですが、世界文化遺産に値する縄文遺跡が北海道にあるとは思ってもいなかったからです。 北海道・北東北の縄文…

ブラタモリと天橋立

コロナ禍の中で、大学入学共通テストが、本日終わりましたが、受験された方はご苦労様でした。 実は、昨日の共通テストの「地理B」で日本三景の一つにも数えられる絶景「天橋立」に関する問題が出題されていたのですが、「ブラタモリ」が的中と、ネットで話…

秀吉のニュース

最近、秀吉のニュースが相次いでありました。 先月21日は、大阪市教育委員会による豊臣秀吉の木製坐像が発見されたとの発表でした。 大阪市旭区に所在する大宮神社で、江戸時代の制作とみられる秀吉像です。頭部の冠を欠失した状態で像高が80cmを超えるとい…

遣唐使・吉備真備の墓誌と日本国

昨年末の新聞報道に、吉備真備(きびのまきび)が書いたと思われる墓誌が中国で発見された、との報道がありました。 その墓誌の分析によると、末尾に「日本国朝臣(あそん)備書」と書かれていたのです。 吉備真備の筆跡とみられる墓誌の拓本の一部分(深圳…

河口慧海のチベット探検

以前から、河口慧海(かわぐちえかい)のチベット探検について興味があったのですが、一ヵ月ほど前に、東奥日報社の記事で「河口慧海のチベット潜入路を確定」という記事が載っておりました。 河口慧海という人物は、仏教学者にして探検家であり、サンスクリ…

邪馬台国

少し前の新聞報道で、奈良県桜井市の纏向(まきむく)遺跡で 3世紀前半~4世紀前半の刀剣の柄(つか)や鞘(さや)などの 未完成品が出土されたとの発表がありました。 纏向遺跡地図 纏向遺跡で出土した鹿角製の柄 纏向遺跡は、九州の吉野ケ里遺跡と並んで、…

ノートルダム大聖堂火災と法隆寺火災

今月15日に、ゴシック建築を代表するノートルダム大聖堂が、火災にあった。今日もまだ、ニュースで何かと報じられており、影響の大きさが分かる。 13世紀に完成した、この世界文化遺産は、何百年ものあいだ、多くの人々から親しまれ、守られてきた。これが焼…

新元号

いよいよ4/1に新元号が発表されるが、選定委員に東洋史学者や国文学者などが選ばれているようだ。 昨日のテレビ、京都ぶらり歴史探訪で新元号、天皇に関する番組があった。 奈良大学で学んでいるうちに、歴史もの、寺院、仏像に関する番組に興味があり、…

マララさんの訴え

マララさんは、現在、初来日しているが、女性が教育を受ける権利を訴え、ノーベル平和賞を受賞した。 彼女は、中学生の時、パキスタンの過激派タリバンから銃撃を受け、辛くも命を取り留めた。タリバンの考えは、女性が教育を受ける事は、許し難い罪であり、…