昨夜のネットニュースで、中部のヒマラヤ山脈にあるマチャプチャレ(6993メートル)で20日、60歳代の日本人男性がトレッキング中に滑落し、死亡したとの記事を目にした。
ネパールは、飛行機事故、登山事故が多いので、またかと思ったが、よくみるとマチャプチャレとある。
まてよ、マチャプチャレは、ヒンズー教の神中の神「シヴァ神」に関連する神聖な山であり、登山が禁止されているはずなのだ。
ネパール人ガイドとともに、標高4500メートル付近を通るトレッキングコースを歩いていて、悪天候の中で足を滑らせ、滑落したという記事であるが。
多分、マチャプチャレそのものを登山して標高4500メートルではなく、マチャプチャレが良く見えるトレッキングコースなのであろう。
このマチャプチャレがよく見えるポカラという都市がある。ネパールでもカトマンズに次ぐ都市で、景色が素晴らしいため観光地でもある。
もうすぐ天皇になられる皇太子殿下も訪れており、忘れもしないフィッシュテイル・ロッジに宿泊された。わたしもこのホテルでチャイを飲んだ記憶がある。
因みに、マチャプチャレは、ネパール語で「魚の尾」という意味であり、これからホテルの名前を決めたと思われる。
ポカラは、昔はヒッピー(もう死語であるが)が集まるところでも有名であった。
ネパールは、わたしにとって鍼灸ボランティアを行っている思い入れの深い国で、ポカラにも3度訪れている。
ネパールには都合8回訪れているが、数年前の大地震以来、足が遠のいており、再び訪れたいと思っている。
写真左のマチャプチャレはめったに晴れないとき撮ったもの。記念品は、マチャプチャレとペア湖そして右端に赤十字社の創立者アンリ・デュナンである。