黄昏の興福寺

 昨日、奈良大学博物館学芸員の実習がありましたが、今日は午前中、唐招提寺薬師寺の寺院巡りをして東京に戻りました。

今回は雨の寺院巡りで、奈良に着いた日も雨で中日の実習の日だけ良い天気でした。

実習の後、まだ明るいので興福寺の方へ散策しましたが、その時の様子です。

鹿もこの辺は少ないですがぼつぼつおります。観光客がいないため、鹿煎餅が貰えず草を食べているようです。

f:id:kumacare:20201019180222j:plain

本来の野生の鹿に戻ったようで良かったと思います。

 

 境内に入ると、ポスターが、目に入ります。

北円堂の特別開扉が10月24日から始まるというポスターでした。次の博物館実習の前日です。これは、また前日に来て見なければと思います。運慶作の無著、世親像にお目にかかれます。東京で見ましたが、やはり居るべき場所で観るのは格別でしょう。

f:id:kumacare:20201019180316j:plain

奈良に来た日の17日には南円堂の開扉があったようです。残念、知っていれば行ったのですが。

f:id:kumacare:20201019180349j:plain

 

 そうこう歩いて行くと、黄昏の中に五重塔が見えてきます。

f:id:kumacare:20201019180448j:plain

黄昏の五重塔

 そして、そのまま南円堂を右に見て、猿沢池の方へ向かいます。その階段から見る五重塔も心地よい雰囲気です。

 

f:id:kumacare:20201019180540j:plain

黄昏の五重塔

 猿沢池に着く頃は、既に薄暗く夕日が沈もうとしています。

f:id:kumacare:20201019180633j:plain

f:id:kumacare:20201019180659j:plain

猿沢池から沈みゆく夕日

鹿たちもまだ草を食べています。

f:id:kumacare:20201019180740j:plain

草はあまりありませんが。


 それから三条通りをまっすぐ、いつも賑わう高速餅つきの中谷堂を通り過ぎて、ここからは、ホテルは近いです。まっすぐJR奈良の方へ7,8分ほどでしょうか。

 

そして今日は早く、唐招提寺薬師寺と雨の中、寺院を巡り東京へと帰ったのでした。

さて、今週末にまた実習がありますが、奈良大学へ行くのも最後となるのではと。確か、実習(二)は、来年か、再来年かいつ行けるか分かりませんが、他の場所だったと思います。

     今回の実習と寺院巡りは後日にて失礼します。

                                おわり