奈良大学「博物館教育論」結果

 本年度の学芸員資格のためのレポートは、あまり進んでいません。前年度は、5科目合格でしたが、今回、唯一博物館教育論のレポートが再提出のすえに合格でした。

やはりこのコースは、厳しいですね。博物館概論に次いで再提出で、通信学部では、再提出は無かったのですが、これで4勝2敗です。

 この学芸員資格の判定は、全体的に及第点に達していても特定の設問が誤っていると再提出になると思われます。

 それが概論では「特色ある学習支援活動」であり、この教育論では「ワークシート」です。今回の教育論のレポートの評価項目が、AとBが半々でしたが、ワークシートの出来が悪いということで再提出となりました。再提出の結果は、評価項目オールAで合格でした。ワークシートは、小学生向けに作ったのですが、今一つ1ひねりする必要があった結果と思われます。

 コロナ禍で博物館への外出もままならず、最近では7月に行ったトーハクの「聖徳太子法隆寺展」しか行っておりません。今回のレポートは、3月に行った横浜歴史博物館の常設展についてで、博物館と遺跡が併設されています。

 縄文時代の遺跡を復元し、そこから発掘された土器などを展示しているコーナーを題材にしました。参考までにワークシートを紹介します。

 ワークシートは、A4サイズ1枚として両面(表裏)を使用し、テーマと狙い、対象者、運用形態、工夫した点、予想される成果について書くこと。また分かり易く、美しさ、楽しさが感じられて、ミュージアムでの学びの意欲につながるものを作成して下さいと、色々と注釈が付いています。

 わたしのワークシートは、1ページ目に博物館と遺跡の写真10枚あるのですが、その実物を見つけて、それに関するクイズに答えるというものです。2ページ目は、土偶など古代の発掘物のペンダントの作成です。小学生は物作りが好きだからです。

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ワークシート1ページ目

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ワークシート2ページ目

 ワードで写真、文章、図形などを縦横無尽に駆使することはなかなか難しく、切り貼りで作成することになってしまいました。

 この教育論の科目試験はこれからですが、残りの科目は、博物館展示論と情報・メディア論の2科目です。なかなか取っつきにくい科目が残ってしまい、これから博物館を色々とみて行こうと思っています。まあ別に急ぐ必要は無いので、来年度に持ち越しても構わないと思っています。

 このところ祝日が多いせいか、大学から科目試験の日程や、博物館実習(二)の後半3日間の日程の連絡がありません。コロナ禍で旅行などあまり予定が入っていませんが、早く連絡が欲しいものです。

                      おわり