4日から仕事始め、そして、5日に府中の大國魂神社に初詣に行きました。「三が日」が過ぎてからの初詣で、あまり人は少ないと思ったのですが、大変な人出でした。他の所も同じように人手が戻っているのかと思います。
案の定、コロナ禍も国内千人超え、さらに二千人、四千人超えと倍々で、いよいよ第6波の始まりです。オミ株の感染力の強さから、欧米並みに大変な数となるかもしれません。今年も初頭からコロナに振り回される厳しいスタートとなりました。
参拝の前に府中街道を挟んで少し離れた所に、大國魂神社の御旅所(おたびしょ)がありますので、そこを先に立ち寄りました。
御旅所とは、神社の祭礼で神が巡行の途中で休憩、宿泊する場所です。府中では、「くらやみ祭り」の際に神体を乗せた神輿がここに来るのでしょうか。
隣接して高札場(東京都指定文化財)が残っています。
また、向かい側に創業1860年と暖簾に書かれた酒屋さんがあります。府中市には、「国府鶴(こうずる)」という東京の地酒があります。他に東京の地酒ですが、青梅市の澤乃井、福生市の多満自慢などがあります。
さて、大國魂神社の初詣です。大國魂神社は、大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵国の守り神としてお祀りした神社です。創建は、景行天皇41年(111年)と云いますから1900年も前のことです。
靖国神社、明治神宮、明治神宮、日枝神社、東京大神宮とともに東京五社の一つです。「府中」の市名は、かつて武蔵国の国府があったことに由来します。
大鳥居の付近にケヤキの大木があり、府中市にはケヤキ並木が有名です。ケヤキは「市の木」でもあります。
大鳥居から参道に入ります。道の左右にお祭りのように出店が立ち並びます。
まず手水舎で両手を清めます。柄杓はコロナのため置いてありません。全国の殆どの寺社共通です。凝った彫り物があります。
立派な随神門、そして中雀門から拝殿へ向かいます。
拝殿前には多くの人たちが、参拝するのを待って並んでいます。
拝殿の直ぐ後ろに本殿がありますが、本殿は公開していないようです。
本殿のまた、後ろにご神木の大イチョウがあります。
そして境内には、小規模な神社の攝末社(せつまつしゃ)が多数あります。
攝社の宮乃咩(みやのめ)神社や、末社の住吉神社、巽神社などです。各神社には阿吽の狛犬がいて、それぞれ個性があり面白いです。
そして、随神門の阿形の狛犬は苔に覆われ貫禄あります。
最後に御朱印です。
東京は、昨日久しぶりの大雪、そしてコロナの大感染、わたしも明後日、博物館教育論の科目試験と、今年も多難な船出となりました。
おわり