梅雨入り前の植物たち

 関東の梅雨入りの平年は、6月7日頃だそうですが、今年の東京の梅雨入りはどうなるのでしょう。段々蒸し暑い日も増えていますので、来月早々に入るかもしれません。

 わが家の庭の植物たちは、日光もほどほどで、雨は適度に降っており、生育も早く植物にとって最も良い季節のようです。

今月早くから咲いていましたが、大輪のシャクナゲ(石楠花)です。花の蜜に誘われて、蜂や蟻がやって来ます。

クレマチス(テッセン)、シランも同じ時期咲きます。

シャクナゲ

シャクナゲと蜂

シャクナゲと蟻

クレマチス

シラン 年々増えています。

 少し遅れて、カルミアもたくさん花を咲かせます。ツツジ科で、五角形の浅いお椀のような形の花を、ボール状にたくさん咲かせます。幾何学的にも正五角形で非常に珍しい形です。

カルミア

正五角形の花のマクロ撮影

 サツキもこの時期です。ツツジとは、花や全体の樹形もとても似ているため、区別がつきません。サツキもツツジと同じツツジツツジ属の植物です。サツキは、ツツジに比べ1ヶ月程度遅く咲きます。

サツキ ピンクが多いようです。

 花は見たことはありませんが、今頃の季節に葉が、緑と黄色の縦縞で心地良く美しいのが、フウチソウ(風知草)です。読売新聞の園芸ゼミ欄に、そよ風に揺れる多年草と載っていました。

フウツソウ(風知草) イネ科の多年草

 この葉と茎が、つけ根でねじ曲がっていて、表が裏に、裏が表になっているので別名ウラハグサ(裏葉草)とも呼ばれます。晩秋になると葉は枯れて、茶色になるのですが、翌年4月には、いつも新芽が勢いよく発生します。

 コバンソウは、小判に似た形の小穂をつけることから名付けられました。植えたことは無いのですが、いつの間にかあちこちに生えています。

コバンソウ

イネ科の植物で、小花をたくさんつけた小穂ができ、 それが細い柄につり下がった形となって、面白い形です。

 まだ早いのですが、アジサイ(紫陽花)も少し咲いてきました。セイヨウアジサイです。やはり、梅雨の時に似合う花です。

セイヨウアジサイ

 植えたこともないのに、種が風で運ばれいつの間にか、名も知れず咲いている花もあります。

名も分からない花々です。ひっそり咲いています。

 それから植木鉢ですが、1本から紫と白い花が咲いています。確か去年は、紫が白に変わっていた不思議な花です。

不思議な花

 道端にもたくさん咲いていますが、ドクダミです。庭にも密集しています。

玄関の階段の隙間に生えて花を咲かせています。チロリもびっくりです。

こんな所にしぶとく咲くドクダミ

驚くチロリ

 

 これらの花々は、特に世話をしていないのですが、毎年、咲いて癒してくれます。植物は、本当に律儀に健気で、有難いものです。

                          おわり