東京都新宿区 都心の静寂なる日蓮宗寺院「瑞光寺」

 新宿区「牛込柳町駅」近辺の寺社散策が続きます。今回は、日蓮宗の寺院、「瑞光寺」で、この地区は最後となります。

瑞光寺は、都営大江戸線牛込柳町駅西口の隣にあります。左が牛込柳町駅西口、右が瑞光寺の入り口。

 

 実は寺号標がその前にあります。寺号標から参道が始まり途中を道路で分断され、その先から境内の参道があるようです。

 

瑞光寺(ずいこうじ)

 山号:蓮紹山(れんしょうざん)

 寺号:瑞光寺

 宗派:日蓮宗

 創建:文禄4年(1595)

 開基:惠光院殿妙照日曜大姉

 開山:上聖院日亮上人

 

瑞光寺の縁起

 瑞光寺は文禄4年(1595)、安土桃山時代の終わりに、上聖院日亮上人によって創建されました。牛込地域は、大名や旗本が住む山の手の住宅地。江戸時代は、紀州新宮藩

の水野家縁の「武家の寺」として知られ恵光寺と称していましたが、明治時代に現在の瑞光寺と称するようになりました。現代においても約2,000坪を有し、由緒ある歴史が

息づいています。

(瑞光寺公式サイトより)

 

山門

瑞光寺の入口の門です。山門かと思いましたが山門は、参道の先にあります。

 

山門まで結構あり、広い参道です。

 

山門です。小さく新しいかと思いますが、感じの良い山門です。扁額は、山号の蓮紹山。

 

松の木の枝の下を通り本堂に行きます。

 

本堂

本堂です。扁額は山門と同じ覺雲山。寺紋は、井桁に橘の「日蓮宗橘」紋です。

 

内陣です。

 

本堂内の天井画。

(以上瑞光寺公式サイトより)

 

本堂前に「南無妙法蓮華経」のお題目の塔があります。

 

その左側に書院。

 

この寺院で大きな存在感のある、本堂の前の松の木です。



山門への途中にある鬼瓦。以前の本堂のでしょうか。

 

本堂の右側に「妙福稲荷尊天」というお稲荷さんがあります。

 

御朱印

 最後に御朱印です。本堂左手の寺務所内で御首題を頂きました。事務所内には大黒天など賑やかな感じで、色々なものがありました。

 

御首題。

おわりに

 今回「牛込柳町駅」近辺の散策で4寺院を参拝しました。4寺院のうち3寺院が日蓮宗関係でした。新宿区で総数136寺院ありますが、日蓮宗が28寺院で最も多く浄土宗、曹洞宗真言宗と続きます。日蓮宗が意外に多いです。東京都で2887寺院ありますが、この傾向はどうなのか興味深いと思います。

 この日蓮宗のお寺の瑞光寺は、都心にしては境内が広く、本堂の裏が墓所になっています。裏からも参道の碑があり冠木門を通って境内に入れます。

 

 境内は、手入れがされていて、特に本堂前の枝ぶりの良い松の木が印象的でした。また、本堂、山門、妙福稲荷尊天にもしっかり注連縄がかかって清々しい気持ちとなります。寺務所では丁寧な対応して頂き、かわいいイラスト入りの御首題を有難うございました。

                    以上