2020-01-01から1年間の記事一覧

令和2年の終わり

いよいよ激動のコロナ令和2年も最後の日となりました。 思い返せば2月初め、T社時代の同期の懇親会は、まだコロナの話題も他人事のような感じでした。 今はどうでしょう、東京は感染者8百、9百人と大台寸前まで拡散、全国的にも医療崩壊と云われています。威…

奈良大学博物館学芸員コース今年1年

令和2年は残り僅か、この1年はコロナ禍で過ぎようとしております。 5,6月の頃は、コロナのため奈良大学に行くことなく講演のレポート、引率(無しの)見学レポート、自主見学レポートなどを提出してきました。 奈良大学キャンパス そして、科目、実習に移り…

寒波到来の冬の生きものたち

東京のコロナ感染者が、千人の大台に近づく大変な局面を迎えた今、日本列島に寒波到来で一気に寒くなりました。 この寒さの中、庭の生きものたちはどうしているのでしょう。 野鳥は、餌や水を求めて多くやって来ています。いつも頻繁にくるのがヒヨドリ、メ…

『天平の甍』と鑑真和上

先10月に唐招提寺を巡って来ましたが、鑑真和上が、なぜ危険な航海を何度も試み、日本に来ようとしたか、その経緯を知りたくて井上靖氏の『天平の甍(いらか)』を読んでみました。 井上靖氏は、『西域物語』、『楼蘭』、『敦煌』などの西域の作品を数多く書…

半世紀前の出来事

先日、スマホでネットのニュースを見ていたら、「死者3名福岡大ワンゲル部」の記事が目にとまりました。文春オンラインの記事です。福岡大ワンゲル部といえば、もしかしたらと思って開いたのですが、思った通りでした。 それは、50年程も前のヒグマの襲撃事…

観音信仰の長谷寺

奈良大学の博物館実習とともに行った寺院巡りの紀行も、最後となりましたが、今回は長谷寺です。 長谷寺は、奈良県桜井市初瀬(はせ)の里にあります。地名は初瀬、寺の名前は長谷のようです。 創建は、朱鳥元年(686年)、道明上人が天武天皇の病気平癒ため…

薬師寺と玄奘三蔵

初秋の奈良行での寺院巡りも終盤となりましたが、今回は薬師寺です。 天武天皇が、皇后の病気平癒を願って天武9年(680年)に発願しましたが、完成する間に亡くなり(686年)、逆に病気が治った皇后の持統天皇によって本尊開眼(697年)、更に文武天皇の御代…

鑑真和上の唐招提寺

9、10月の奈良行で寺院巡りを続けましたが、今回は鑑真和上の唐招提寺です。近鉄橿原線の西ノ京駅からすぐに薬師寺と唐招提寺という奈良を代表する大伽藍の寺があります。 再度の訪問ですが、先に唐招提寺を巡りました。いつも思うのですが、寺院を巡って後…

対照的な西大寺と秋篠寺(続き)

西大寺から15分程度の所に秋篠寺がありますが、親切にも標識がありました。 歴史の道 創建については、光仁天皇の発願によって、奈良時代の法相宗の興福寺の僧・善珠大徳の創建とされます。地元の豪族秋篠氏の氏寺とも云われていますが、その正確な創建の時…

対照的な寺院 西大寺と秋篠寺

先日の奈良行の西大寺(さいだいじ)と秋篠寺(あきしのでら)を訪ねたときの紀行です。 しとしと雨が降る中でしたが、まず近鉄大和西大寺駅に直ぐの西大寺を訪ねました。この寺は、奈良時代に聖武天皇の娘の称徳天皇の鎮護国家の勅願によって創建された寺で…

徐々に深まる秋と生きものたち

徐々に秋が深まって行きます。昨日北海道では、札幌をはじめ各地で相当な雪が降っていました。 東京も寒くなりましたが、良い日が続き、寒さを待っている庭の花たちもおります。 今、最も咲きほこっているのが、「ホトトギス」と「ツワブキ」です。ホトトギ…

興福寺の北円堂特別開扉

9、10月の3回の博物館学内実習を終えましたが、前後に初秋の良い季節なので寺院巡りを致しました。この寺院巡りの報告も、わたしの備忘録として記憶に残るうちに順次書き留めたいと思います。 記憶の最も新しい実習最後の日の翌日、東京に帰る前の朝一番、…

博物館学内実習(一)終わる!

先日の日曜日に3回目の実習が終わり、博物館学内実習(一)が遂に終わりました。これで今年の奈良行きも終わりとなります。 今回の奈良行きは、寒くなりましたが晴天に恵まれ2泊3日の快適な旅でした。特に実習前日に長谷寺に行ったのですが、本尊大観音尊像と…

博物館学内実習2回目終了

先週の日曜日、奈良大学での博物館実習の2回目が終了しました。 再び、実習は1日ですが2泊3日の旅です。前後に寺巡りもしましたが、雨に祟られた奈良行きでした。 今回は、文化財の梱包実習で、受講者は前回と同じ12名(内女性2名)です。 講師は、クロネコ…

黄昏の興福寺

昨日、奈良大学の博物館学芸員の実習がありましたが、今日は午前中、唐招提寺、薬師寺の寺院巡りをして東京に戻りました。 今回は雨の寺院巡りで、奈良に着いた日も雨で中日の実習の日だけ良い天気でした。 実習の後、まだ明るいので興福寺の方へ散策しまし…

寺院散策 白毫寺&新薬師寺 

先日の博物館実習を終えた後の寺院散策です。早くも2週間経過しましたので忘れないうちに書いておきます。直ぐ忘れますので。 旅の記録は記憶の定かの時に、ブログは備忘録の役目を立派に果たします。 最初に白毫寺(びゃくごうじ)です。奈良ではあまり知ら…

東大寺散策

先日、博物館実習の前日に奈良入りし東大寺を散策しました。コロナ禍の今日、最も疫病に関連が深い寺院ではないでしょうか。 奈良公園を抜けて南大門です。いつもの阿吽形の金剛力士像を左右に見て入ります。 南大門 巨大な山門です。 阿形の金剛力士像 運慶…

博物館 学内実習1回目終了

一昨日の日曜に学内実習に行ってまいりました。久しぶりの奈良で実習は1日ですが、2泊3日の旅でした。 奈良をあちこち歩きましたが、海外の観光客がいないせいか、人の混み合いは、さほど見うけられません。 実習は、24人参加して2班に分けて行いました。1班…

秋の兆しの生きものたち

暑い暑い今年の夏が、嘘のように涼しくなってきました。これからは台風が来なければいい季節です。 我が家の生きものたちにも秋の兆しが現れ、本格的な秋の到来を待っております。 植物たちで、まずシュウメイギク(秋明菊)は早くも咲き始めました。 そして…

地元のお寺 妙見寺(みょうけんじ)

深大寺、常楽寺に続いて地元のお寺参りを続けております。 今回は、前回の常楽寺と稲城駅の反対側にあります妙見寺というお寺です。神仏習合(混淆)の お寺で、山上の奥の院に妙見宮という神宮があります。 妙見寺は、天台宗の寺院で神王山観音院と号し、創…

コロナと東洋医学

現在、新型コロナは第2波の最中で、勢いが衰えたとはいえまだまだ感染者が多くいます。同じコロナに感染しても、無症状の人や重症者、軽症で済む人など個人差があるようです。 それは、コロナの感染力に対して個人が持っている自然治癒力、免疫力、抵抗力な…

博物館学内実習に受講予定

9月末、10月に博物館実習が行われる予定ですが、先日、奈良大学で行うとの連絡がありました。 HPのお知らせ覧には掲載されていませんが、封筒が届いて予定通り実施するとのことでした。 奈良大学キャンパス コロナ禍でてっきり、在宅でのオンライン講義、…

地元のお寺 天台宗樹光山浄土院・常楽寺(続き)

台風の影響からか、新潟三条で40℃以上、東京も残暑が厳しいです。台風10号は大型のようで被害がでなければ良いのですが心配です。 さて前回の地元のお寺、常楽寺の続きで、本堂についてです。受付所でご本尊の拝覧をお願いしたところ、快く本堂の鍵を開けて…

地元のお寺参り

コロナ禍に加え、残暑が厳しい日が続きますが、地元のお寺参りを続けていこうと思います。 そこで、本当に家から近く歩いて20分ぐらいのところに由緒あるお寺がありました。 それは、樹光山浄土院・常楽寺という天台宗のお寺で、京王線稲城駅のすぐ裏にあり…

博物館学芸員資格コース経過

4月から奈良大の博物館学芸員資格コースを受講しましたが、早くも5カ月が経過しようとしております。 しかしその間は、コロナ、コロナで全てが過ぎました。 5月連休明けの奈良大学での博物館実習のガイダンス、講演が中止となり、そして大和文華館、天理大学…

盛夏の生きものたち

コロナ禍がなかなか収まりませんが、暑い、暑い夏は、今年も真っ盛りです。 でも、我が家の庭の生きものたちは、暑い夏を待っていたのです。 この暑い夏を一番待っていたのはセミのようです。今年は一段とセミが多いように思え、セミの抜け殻もあちこちにあ…

東京調布・深大寺 白鳳仏釈迦如来像

コロナ禍で、奈良へはもとより遠くへ行くことが出来ず、近場で寺院を巡ろうと思います。 先日、手始めに本当に近場の調布にある深大寺へ行って参りました。ここには、旧き白鳳時代の仏像があって、一度見たいと思っていました。 深大寺は、新宿から30分程…

人間と犬

前回の南極犬タロとジロの物語『その犬の名を誰も知らない』について、書き足りない事があるので今回続きです。 それは、人間と犬の関係に関わる飼い主との別れについてです。 「ベック」の話。 一次越冬隊は、初の南極犬ゾリ探査に出かけるのですが、調子の…

『その犬の名を誰も知らない』

コロナ禍に加え、毎日の長雨で鬱陶しい日が続いておりますが、いい加減、梅雨明けして欲しいものです。 『その犬の名を誰も知らない』は、最近読んだ本の題名ですが、驚く事に久々に感動の物語でした。 『その犬の名を誰も知らない』 1956年の出来事です。60…

スペイン風邪と今

コロナ感染の勢いがなかなか止まりません。9月の札幌行き、奈良行きは諦めた方が良さそうです。 9月どころか、今年は飛行機、新幹線の旅は控えた方がと悲観的になります。 第一次世界大戦中に流行したスペイン風邪、2年で世界人口の3分の1が感染、死者は4千…