令和2年は残り僅か、この1年はコロナ禍で過ぎようとしております。
5,6月の頃は、コロナのため奈良大学に行くことなく講演のレポート、引率(無しの)見学レポート、自主見学レポートなどを提出してきました。
そして、科目、実習に移りまして結果は以下です。
①博物館概論 レポート合格 科目試験未
②博物館資料論 レポート合格 科目試験合格
③博物館資料保存論 レポート合格 科目試験合格
④生涯学習概論 レポート合格 科目試験未
⑤博物館経営論 レポート合格 科目試験未
⑥博物館実習(一)3回実施済 レポート合格
苦戦したのが①の博物館概論でした。3回目の提出でやっと合格でした。
その原因は、「特色ある学習支援プログラムの紹介とその効果」という設題です。先生の解答の意図は、「市民参加がよく分かる生き生きとした具体例を5グループ×2館あげよ。」ということだと思います。
しかし、それをテキストから拾おうとしても10館も記載していないのです。ネットから拾っても「テキストから」とコメントがつく始末。それには困惑して少し手をつけないで、博物館実習に臨みました。
概論の話題が出て、皆さんが再提出で苦労していることが分かったのです、苦戦しているのはわたしだけではないんだと。ネットで調べて合格という方もいましたので、テキストを何度読んでも10館も見当たらず、止む無くネットで調べて書きました。
最後に、「一部不備がありますが、合格です。今後も学習を重ねて下さい。」とのコメントがあり、お情けの合格でした。
先生は、お忙しいと思いますが、何度も再提出を裁定するその熱心さは有難いことです。
そして、最も心に残ったレポートの合格は、博物館経営論でした。
設問は、「公立博物館の入館者と外部資金の拡大策を述べよ。」というものです。
評価項目全て「A」でコメントは、「○○さんのこれまでの知見、発想力が活かされた素敵なレポートでした。特に様々なレベル・方向性での連携の構築による相乗効果の創出など、興味深いアイデアが満載でした。
またJR等をモデルにした完全民営化は訊いたことのないスケールの大きいアイデアです。切り捨てられてしまう部分をどうケアするか、切り捨てられない形にどう盛り立てるかなど、考え併せながら真剣に向き合うアイデアだと思います。
今後も引き続き学びを深め、そのご経験やご見識を地域のまちづくりなどに生かしてください。」と書かれており、最大限の評価に恐縮してしまいます。これは、これからのやる気の出るコメントで有難いと思います。
参考までに、わたしのレポートの入館者と資金拡大策の中心は、
・現在のコロナ禍のような場合のための、ネットによる仮想博物館
・現代の勧進である、クラウドファンディングによる資金調達。
リターンは年間入館券あるいはふるさと納税の仕組みを活用など。
・指定管理者制度の限界を論じて、それから国鉄、郵政の手法による完全民営
化へ。
ということでした。
博物館実習(一)のレポートは、7つのレポートを作成しましたが、無事合格で安心しました。皆さん熱心でしたので、全員合格ではないでしょうか。
コロナ禍で万全の準備で実施して戴いた事務局のスタッフの方たちに、感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。
奈良に3度行くことが出来、寺院巡りも出来、受講して良かった今年一番の収穫でした。
科目試験合格は、博物館資料論、資料保存論の2科目なので当面は、概論、経営論、生涯学習概論の科目試験の受験準備です。1月末に受ける予定です。
概論、経営論を合格すれば、来年度の博物館実習(二)に進めるのですが、コロナ禍でどうなるか分かりません。あまり急がず、ゆっくり進もうと思います。
残りの科目の一つの「博物館展示論」は、博物館を色々廻って観察しないと書けないようなので、来年は、博物館巡りで過ごそうと思います。
しかし、コロナが変異ウィルスなど増々威力を増しそうな気配なので大変かと思います。特に東京は、一日千人の大台寸前です。来年はコロナも収まり良い年としたいと思うのが全ての人の願いです。
おわり
追記
前回のブログで書きました、野鳥ジョウビタキのメスはその後もたびたびやって来ます。可愛らしくて癒されます。
以上です。