2022-01-01から1年間の記事一覧
前回まで武蔵国分寺の薬師堂、本堂などを見て参りましたが、今回は資料館と国分寺跡です。 「おたかの道湧水園」は、江戸時代に国分寺村の名主を務めた本多家の屋敷地でした。現在は、保存修理工事が行われ、長屋門と倉が残っており、「武蔵国分寺跡資料館」…
前回は聖武天皇の「国分寺建立の詔」に関連する武蔵国分寺の薬師堂などを見て来ましたが、今回は本堂です。 武蔵国分寺は、正式には「医王山最勝院国分寺」で真言宗豊山派の寺院です。 山号:医王山 院号:最勝院 寺号:国分寺 寺伝(医王山国分寺縁起)によ…
今回は、東京都国分寺市の「国指定史跡 武蔵国分僧寺跡」の散策です。聖武天皇の「国分寺建立の詔(みことのり)」により建てられた国分寺が、実はわたしが住む稲城市の近く、そしてかつて住んだことがある、正に国分寺市にあります。 天平13年(741)に聖武…
先日、大学の同期会が品川区、大崎で開かれましたが、そのついでに居木神社に参拝しました。前回に続いて、また、ついで参拝となります。 大学の同期会は、昨年オンライン懇親会でしたが、今年はリアル懇親会です。コロナ禍以来3年ぶりで、例年15,6人程参…
先日、港区広尾にて書道の個展に行く機会があったのですが、そのついでに広尾神社に参拝しました。広尾神社は、日比谷線広尾駅の直ぐ近くにあります。 創建は、慶長年間(1596~1615年)と伝わります。二代将軍、徳川秀忠が鷹狩をした際に当地に立ち寄り、稲…
早稲田散策が続きますが、これが早稲田界隈、最後のブログです。玄国寺、諏訪神社、そして穴八幡宮と廻りましたが、今回は日蓮宗のお寺、法輪寺です。 穴八幡宮と「早稲田通り」を挟んで向かい側にあります。 「萬年山法輪寺」の寺号標から山門への石段 山門…
早稲田散策の続きです。前回の玄国寺、諏訪神社から諏訪通りを東西線の早稲田駅の方角へ「穴八幡宮」に向かいます。諏訪通り沿いに学習院女子大学、戸田公園などがあります。 諏訪通りの風景 学習院女子大学 学園祭をやっているようです。 そして、諏訪通り…
早稲田散策の続きです。前回の玄国寺の隣に諏訪神社があります。 諏訪神社の創建は、810年〜820年に小野篁(おののたかむら)朝臣が、大国主命(おおくにぬしのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)を祭祀したと云われています。1200年も前のことです。…
今回は、早稲田界隈の散策です。最初に丸ノ内線の西早稲田駅から、近くにある玄国寺です。直ぐ隣の「諏訪神社」、そして、東西線の早稲田駅方面にある「穴八幡宮」、その向かい側の「法輪寺」へ、という諏訪通り、早稲田通り沿いの散策となります。 玄国寺は…
9月の末に幼虫がトマトの枝に止まっていることをブログに載せましたが、その後の観察記です。全長10cmはあろうかという色も派手で、奇怪な幼虫です。 何者か調べますと、どうやらアゲハの幼虫らしいのです。アゲハにもキアゲハ、クロアゲハなど多くの種類が…
等々力渓谷散策が続きます。等々力渓谷の「横穴墓」、「等々力不動尊」からの続きで、今回は、古墳を廻ります。浮彫りの蔵王権現の御岳山古墳、そして大規模な野毛大塚古墳です。 等々力不動尊の山門を出ると目黒通りです。信号を渉って向こう側にこんもりし…
今回は、東急大井町線の等々力駅から南の等々力渓谷に沿って横穴墓、等々力不動尊への散策です。 等々力渓谷は、武蔵野台地の国分寺崖線、最南端に位置しています。この台地面を谷沢川が浸食してできた、延長約1kmの東京23区内唯一の渓谷です。 等々力駅傍に…
世田谷区等々力渓谷の北側の満願寺の続きです。前回の満願寺、薬師如来瑠璃光院の直ぐ東側に玉川神社があります。 玉川神社の創立は、一説に室町時代の文亀年間に世田谷城主吉良頼康が勧請したものと伝えています。 古くは熊野信仰の神社で「熊野社」と称し…
今回は、世田谷区の等々力渓谷沿いに、付近の寺社、古墳を散策して参りました。東急大井町線の等々力駅から北と南の方向に目的地が点在しています。 南に行くと等々力渓谷があり、多摩川水系である谷沢川に、東京23区唯一の渓谷があります。渓谷には30カ所以…
今年の夏は、本当に暑かったですが、やっと収まりました。まだまだ残暑が厳しいですが、庭の生きものたちにも確実に秋の兆しが見えます。 早くも「キンモクセイ」が咲き始めました。少しいい香りがすると思ったら、まだまばらですが咲いていました。 キンモ…
四谷界隈には多くの寺社があります。お岩さんの陽運寺、田宮神社に続いて、近くの須賀神社に参拝に行きました。 数年前ですが、新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』の舞台としても知られた所です。 男坂の石段 アニメのシーンのアングル やや急な石段、男…
前回の続きで、陽運寺の斜向かいの「於岩稲荷(おいわいなり)田宮神社」です。どちらもお岩さんと関係しますが、前回の陽運寺の開放的な明るい雰囲気と違い、田宮神社は雰囲気が一変します。落ち着いた静寂さに加え、お岩さんがどこかで見ているような感じ…
「めのう観音像」の笹寺の帰りに、四谷怪談と関係のある陽運寺に行きました。笹寺から数分、陽運寺かと思ったら「於岩稲荷(おいわいなり)田宮神社」でした。道を挟んだ向かい側に陽運寺がありましたが、どちらの寺社もお岩さんと関係があるようです。 於岩…
神社、仏閣の散策は、都心の方を訪ねてみようと思います。今回は、新宿区四谷界隈の寺社です。 新宿区で御府内(江戸の市域)にあたる地域には、かつて武家屋敷を中心とした町が形成されていたことから、曹洞宗・臨済宗寺院が数多くありました。 明治時代以…
調布市の国領神社から徒歩で10分程、野川を超えると祇園寺があります。 野川は、国分寺市の大池を源とし、国分寺崖線沿いに小金井市、三鷹市、 調布市、狛江市を経て、世田谷区二子玉川付近で多摩川に合流する河川です。住宅地の中で、河道内を散策でき、緑…
調布市の散策に戻りますが、調布駅の次、京王線布田駅近くの国領神社です。この神社は、何といっても御神木、「千年乃藤」の圧倒的な存在感があります。 藤の花の見頃は5月連休前後でしょうが、今でもいっぱい緑の広がる藤の木の棚があります。 国領神社は、…
今年の夏は本当に暑い。6月から猛暑が続いていますが、昨日の台風で一服し、またこの暑さが戻ってきました。 しかし、猛暑の中でも庭の生きものたちは、変わらず平然と過ごしています。 まず、植物では、サルスベリ(百日紅)がこの猛暑の中、満開となりまし…
今回も調布市ですが、京王線調布駅の一つ隣の布田駅近くです。鎌倉時代に創建された由緒ある真言宗豊山派の寺院、常性寺(じょうしょうじ)です。 江戸時代に祐仙法印が上総国成田山新勝寺より成田不動尊を勧請して中興したと云われます。以来、「調布不動尊…
先日の調布市散策の続きで、今回は、京王線調布駅から布多天神社の手前にある「大正寺」です。大正寺は、甲州街道に面して、十字路の角に寺号標があります。 大正寺 寺号標 甲州街道に面しています。 開山は奈良時代と云われています。三栄山不動院寿福寺、…
先日、わたしが住む稲城市の隣の街、調布市の神社、寺院を散策しました。京王線「調布駅」公園口から徒歩5分に「布多天(ふだてん)神社」があります。 調布市は、古代、高句麗などからの渡来人によって麻が栽培され、多摩川の水にさらして布を織り、調(税…
先日、世田谷観音を拝観しましたが、その帰りに、ご祭神が吉田松陰先生自身という松陰神社に立ち寄りました。 東急世田谷線(下高井戸⇔三軒茶屋)の松陰神社前駅で降り、徒歩数分の所にあります。 駅から北の方向へ、松陰神社通り商店街を歩くと、程なく看板…
6月の猛暑から梅雨も殆どなく、7月の早くから夏本番となっております。昨夜は東京も凄い雨でした。庭の生きものたちは、暑さに強く、生き生きと過ごしています。 暑い夏は、砂漠のバラと呼ばれる「アデニウム」が最も似合います。名前のとおり砂漠などの乾…
前回の世田谷観音の続きです。仁王門から阿弥陀堂、六角堂と拝観してきましたが、本堂の観音堂まで参道の左右に、屋外の仏像などが並んでいます。 六角堂の隣に、夢違観音が池の中に立っています。 夢違観音 夢違観音は、悪夢を良い夢に変えてくださる観音様…
連日、短い梅雨も明け、真夏並みの暑さが続いています。この暑い炎天下の中、今回は、都内世田谷区の散策で、世田谷山観音寺(通称:世田谷観音)と松陰神社です。 昨年、目黒区の五百羅漢寺を拝観しましたが、そこから流出した羅漢像9体が、世田谷観音に所…
前回の府中市散策の続きです。分倍河原古戦場と古墳に続いて真言宗豊山派のお寺、梅花山(ばいかざん)光明院に行きました。 光明院は、高倉塚古墳の近くにあります。創建年代は不詳ですが、鎌倉時代に北条家の家臣肥後守小川義継が建立した祈願所を開基とし…