今年の夏は、本当に暑かったですが、やっと収まりました。まだまだ残暑が厳しいですが、庭の生きものたちにも確実に秋の兆しが見えます。
早くも「キンモクセイ」が咲き始めました。少しいい香りがすると思ったら、まだまばらですが咲いていました。
「ワタ(綿)」は、ハイビスカスに似たような白い花が咲きます。花がしぼんでから1か月ほどで果実が割れ、中からコットンボールが見えます。白く柔らかな綿毛が盛り上がって、一見、花が咲いたようになります。
白いワタだけでなく、緑、青、茶色のものもあるようです。
「ヤブラン」ですが、多年草の草花で、夏から日陰でも育ち、長く咲いています。素朴な薄紫の花です。
シュウメイギク(秋明菊)が、早くも蕾をつけてきました。シュウメイギクの花は、秋の風情を感じさせる優雅な花です。これも多年草で毎年花を咲かせてくれます。花が咲くのは、もう少し先のようです。
また、サルスベリ(百日紅)の花は、しぶとくまだ咲いています。
散歩の良い季節となりました。道端の雑草の類いが気になり、ポツンと可憐な花の顔を見せていると撮りたくなります。
ツユクサですが、青い花をつけ、日本では古くから知られ、万葉集にも登場します。朝顔などと同様、早朝に咲いた花は、午後には萎んでしまいます。
よく道端で見かけます。白い花が群集で咲いていますが、名前が分かりません。
今まさにその季節と云えば、ヒガンバナ、別名、曼珠沙華(マンジュシャゲ)ですね。花茎の先に強く反り返って咲く鮮やかな赤い花で、見事な花です。北海道では見たことはありません。
白い彼岸花もありました。
彼岸花の大きな特徴は、球根から花が出て、その花が枯れた後に葉が成長します。葉がない状態で花が咲くため、花と葉を同時に見ることができない不思議な花です。この事から「葉見ず花見ず」と云われます。
また、曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来し、サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味すると云われています。
次に昆虫です。「ツマグロオオヨコバイ」と、「クロウリハムシ」はまだ良く見かけます。
「ツマグロオオヨコバイ」は、黄緑色で、頭部の黒斑が人の顔のように見えます。また、バナナに似ているため、「バナナ虫」とも呼ばれます。
ホタルに似た虫は、「クロウリハムシ」です。全体に黒く、頭部が黄色く、可愛い昆虫です。様々な植物の葉を食べますが、ゴーヤの葉に止まっています。
バッタや蝶もよく来ます。
そして、何だ、こいつは? 驚きました。体長10㎝はあろうか黄色い幼虫、いきなり「トマト」の枝に止まって現われました。
角のようなものが付いている方が顔のように見えますが、尻尾で、その反対側が頭です。
このトマトの枝には、もう葉っぱや花はついておらず、今後この幼虫はどうするのでしょうか。今後も見守りたいと思います。
最後に柴犬チロリですが、今月13歳となりました。「おめでとう!チロリ、よく今年の暑い夏を頑張ったね。」
柴犬の平均寿命は、14.8歳と云いますが、前の柴犬は17才まで生きましたから、まだまだ頑張って欲しいと思います。
昼間寝て、昼夜逆転の生活になっていましたが、涼しくなって落ち着いたようです。いつも私の後を付いてきます。五月蝿くもあり、嬉しくもあり哉。
生きものの健気に一生懸命生きる姿に癒されます。
チロリの日頃の写真です。誕生月なので多数掲載します。
おわり