春のきざしの生きものたち 多肉植物の成長と柴犬の日常

 春のような暖かい日からまた冬に逆戻り、という寒暖差が激しい日が続いています。身近の生きものたちも少し戸惑っていると思いますが、どうでしょうか。

 

元気いっぱいの多肉植物

 今年の冬は天気の良い日が続き、家に入れた多肉植物は、大きく成長しました。水は殆ど与えていませんが、太陽の光だけで成長するのには驚きです。小さな鉢に育てて来ましたが、鉢も小さくなったので大きな鉢に幾つか集めて、寄せ植えをしました。

 

中央の上部に「エケベリア」という多肉植物です。

 ベンケイソウ科エケベリア属で、メキシコなど中南米が原産です。まるで花びらのように広がる肉厚な葉が特徴です。一株が二株に増えています。

 

左にぷにぷにとした姿が可愛い半透明の「ハオルチア」です。

 

 下の方にまるっとした葉がコロコロついているのが、「セダム ジェットバース」です。葉がぽろっと取れ易いのが難点ですが、落ちた葉がまた根付くのです。

 

寄せ植えは、配置、土の入れ方など、なかなか難しいものです。

他の多肉植物です。銀手毬(ギンテマリ)に可憐な花が咲きました。

銀手毬は、小さなサボテンで白いとげに覆われ、造形が綺麗です。

 

 他の「ハオルチア」です。葉の中から枝を伸ばそうとしています。これがぐんぐん伸びていき、薄いピンクの地味な花を咲かせます。

 

 カネノナルキ(金のなる木)が白い花を咲かせました。これも、薄いピンクの花です。葉が硬貨に似ているのが、名前の由来のようです。

 

 子宝弁慶草(コダカラベンケイソウ)も多肉植物ですが、これもたくさん花を咲かせました。

 

 寒さに強い「上海ローズ」です。小さい芽が幾つも出て大きくなり、大きな鉢に植え替えました。

 

福娘」という多肉植物です。ふっくらとした白味がかった葉の多肉植物です。去年の夏には橙色の花が咲きました。倍以上大きくなっており、勢いがあるので今年も咲くことでしょう。

 

用心深い「ヒヨドリ

 庭にやって来る野鳥たちも、冬の少ない餌を求めて逞しいです。万両に止まった「ヒヨドリ」です。左端に止まっていますが、右の先の赤い実を狙っています。

 

注意深く右の赤い実に近づいています。

 

暫く時間をかけ周りを伺い、遂にサッと実を取に行きます。

 

赤い実をゲットします。

本当に用心深いトリ、ヒヨドリです。気配を察知すると直ぐに逃げていきます。

 

冬鳥の「ツグミ

 いつも冬の今頃現れる「ツグミ」です。保護色でよく分かりませんが、矢印のところです。10月ごろ、シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表です。

 しきりに、地面をはねるようにとんで、つついています。虫か何かをさがしているようです。このトリはいつも木の上ではなく、地面にいるところを見かけます。

 

柴犬チロリ

 そして、柴犬チロリ14歳の現在です。認知症の兆候で昼夜逆転の生活、徘徊、緩慢な動作など続いていますが、元気いっぱいです。散歩ではぐいぐい引っ張り、散歩から帰って来ても、家中高速で走り回ります。

 

 この前の雪が降った時の散歩です。雪が積もったのは何度か経験していますが、少しいつもと違うとテンションが下がるようです。

 

今から眠るところです。

平和な寝姿に癒されますが、寝ていない時は、始終徘徊みたいに歩き回っています。

 

 そして、餌が欲しいか、構って欲しい時に、わたしの座っているテーブルの下にやって来ます。

柴犬14歳チロリの最近の表情でした。

 

おわりに

 健気に一生懸命生きる身近な生きものたち、それがわたしにとっての癒しであり、健康法なのかもしれません。

 多肉植物は本当に手間がかかりません。水も忘れたころやるだけで、いつの間にか育って増えています。不思議な植物で、その成長が楽しみになっています。

 柴犬チロリは、小さい頃から人の云うことは聞かず、気の強い子でした。成長して少しは穏やかになったのも束の間、老犬になって、また性格が子犬に戻ったような感じがします。それでも、世の中の厭な出来事を吹き飛ばしてくれ心が和む存在です。長生きして欲しいものです。

                    以上