2022-01-01から1年間の記事一覧

府中市「分倍河原の戦い」と「古墳」

先日、府中市で一献傾ける機会があったので、その前に近辺を散策しました。 府中市は、東京都のほぼ中央に位置する人口は約26万人の都市です。市名は律令時代に武蔵国の国府が置かれたことに由来しますが、国府のある場所が府中と呼ばれ、その名称が受け継が…

長崎県対馬のニュース2題

5月に長崎県の対馬に関するニュースが、2件新聞紙上に取り上げられました。一つは、対馬博物館が開館と、もう一つは、対馬のトンボ「緊急指定種」にという、何れも興味深いニュースです。 対馬は、古代から大陸と日本の橋渡しをしてきた島です。以前から、こ…

梅雨入り前の動物たち

前回は、植物でしたが、今回は動物編です。植物が育つと花が咲き、昆虫がよく来ます。今年は、あまり見たことのない昆虫がやって来ました。 クレマチスの花に付いていますが、「シロテンハナムグリ」です。初めて見ましたが、コガネミシ、カナブンの仲間です…

梅雨入り前の植物たち

関東の梅雨入りの平年は、6月7日頃だそうですが、今年の東京の梅雨入りはどうなるのでしょう。段々蒸し暑い日も増えていますので、来月早々に入るかもしれません。 わが家の庭の植物たちは、日光もほどほどで、雨は適度に降っており、生育も早く植物にとって…

多彩な仏像の日野市安養寺

前回の土方歳三資料館、石田寺に続いて、真言宗のお寺「安養寺」にも行っています。昨年の今頃にも参拝しましたが、住職が不在のため本堂、薬師堂の仏像が拝見出来ず再度の訪問となりました。 安養寺の創立は明らかではありませんが、中世の豪族、田村氏の居…

人気の「土方歳三資料館」

先日、新選組の副長、土方歳三の幕末の遺品を展示する「土方歳三資料館」が10月に休館、しばしの別れ、誠に残念という新聞報道がありました。土方歳三資料館は、東京都日野市の土方歳三の生家跡にあります。資料館は、歳三の兄の子孫の土方愛さんが館長とし…

ムサシノキスゲの府中市浅間山公園

府中市の浅間山(せんげんやま)公園で、ムサシノキスゲが咲き始め、散策する人たちの目を楽しませているとのニュースがありました。 ムサシノキスゲは、ニッコウキスゲの変種とされ、浅間山(標高約80m)だけに自生しているという珍しい野草ということで、…

北海道の「続縄文時代」とは

以前、ブログでアイヌの歴史や世界文化遺産に登録の北海道の縄文遺跡について記載しましたが、折々現れるのが続縄文時代です。北海道独自の文化の時代で、約2500年前の弥生時代から北海道の「北の文化」は、本州などと大きく異なります。 北海道の縄文遺跡群…

奈良大学博物館学芸員履修 本年度予定

先日、奈良大学からハンドブックなど関係資料一式が送られてきました。毎年この時期恒例です。奈良大学にはお世話になって、遂に7年目となります。通信大学に4年、そして博物館学芸員資格履修で、今年度3年目となります。その経過ですが、以下合格した年度…

春爛漫の生きものたち

コロナ禍は、またまた変異株が現れて、なかなか収まりそうにありません。季節は、三寒四温を乗り越え、まさに春爛漫となっています。このまま暖かさが続くと良いのですが。この時期の庭の生きものたちは、この季節を待っていたかのように溌剌としています。 …

薬師如来の興岳寺(こうがくじ)

八王子では、もう一か所寺院を訪問しております。前回のブログで信玄の娘の松姫について書きましたが、松姫が甲斐から落ちのびたとき当寺を頼ったのが舜悦卜山禅師(しゅんえつぼくざんぜんし)でした。 この舜悦卜山禅師は、今回の興岳寺、そして松姫の信松…

松姫様の信松院

久しぶりの寺院巡りです。東京都八王子市ですが、所要がありそのついでですが、信松院(しんしょういん)を訪問しました。八王子市は、もう30年以上前ですが、10年間住んでいましたので思い出多い街です。 信松院は、曹洞宗の寺院で、山号は金龍山、開基は武…

日本犬のルーツと『高安犬物語』

長年、柴犬を飼っていると、日本犬のルーツを知りたくなります。イヌの祖先は、やはりオオカミとする説が一般的です。約1万5千年前に中近東でオオカミが家畜化し、それがアジア、ヨーロッパ、アメリカの順番に広がったという説が有力とされています。 日本…

東洋医学の不思議

今や、コロナの疫病退散に加えて、ロシア退散も祈らなければならないとは、さらにさらに昨夜のような大地震、この地球はどうなるのでしょうか。 さて、本題です。先日の鍼灸治療での不思議な出来事です。患者は、88歳の超高年齢の男性です。最近は80代といっ…

春を迎えた生きものたち

東京のコロナ感染者も徐々にではありますが減少しているようです。オミ株みたいな変種株がまた現れないことを願うばかりです。 今年の東京の冬は厳しかったですが、寒さもやっと収まり、春を待つ生きものたちには絶好の季節が来たようです。庭の生きものたち…

古墳の上に建つ[多摩川浅間神社]

前回の続きですが、田園調布古墳群を見てから、多摩川駅の反対側に行くと、多摩川浅間(せんげん)神社があります。 実は、この神社の社殿は、前方後円墳「浅間神社古墳」の後円部上に建っています。今から八百年前の創建と伝えられ、現在大河ドラマで放映中…

東京の古墳 大田区田園調布古墳群

日本には現在約16万基の古墳が有りますが、 東京都にも700基以上の古墳が存在します。古墳マップによりますと多摩川沿いに多くの古墳があることが分かります。 古墳マップ 「多摩市史」通史編1より 東京都内にある三大古墳は、大田区田園調布古墳群の亀甲山…

奈良大学博物館学芸員資格 本年度の結果

そろそろ本年度も終わりとなります。成果は、博物館実習(二)を終了したことと、唯一科目試験を受けた「博物館教育論」の合格です。在宅での試験でもあり90点でした。 このコロナ禍で、昨年度に続き奈良での実習が全て終えたのが最大の収穫でした。残念なが…

仏像のニュース二題

最近の文化財のニュースで、仏像に関することが2点ありました。一つは、東京都調布市にある深大寺での開創1300年記念で、「白鳳院」を建立するというものです。東日本最古の国宝「銅造釈迦如来倚像(いぞう)」を安置します。 銅造釈迦如来倚像 わたしは、この…

府中市の曹洞宗 高安寺

東京都のコロナ感染者は、ついに昨日2万人を超えました。どこまで増え、いつ収束するのでしょうか、誰も分かりません。 今回は、多摩地域を代表する寺院の一つ、曹洞宗の高安寺です。府中市にある高安寺は、稲城市からですと、多摩川を渡り東京競馬場、大國…

近隣寺社散策 普門庵、大麻止乃豆乃天神社 (3)

今月22日から明日28日まで奈良県明日香村では、高松塚古墳壁画の本物の公開が行われています。ガラス窓越しですが、飛鳥美人、玄武、白虎などが見られるようで羨ましい限りです。 こちらは、今回も近隣の寺社の話です。普門庵というお寺と大麻止乃豆乃天神社…

合唱コンサート「わのちから」

飯田橋のトッパンホールに合唱コンサートを聞きに行く機会がありました。娘夫婦が「今を生きる人 合唱団」という混声の合唱団に入っていて、その東京公演に誘われたからです。妻と姉と三人で出かけました。 トッパンホールのビル 最近、大泉洋さんのトッパン…

近隣寺社散策 医王寺、竪神社 (2)

今回もわたしの住居に極近い、東京都稲城市の寺院と神社です。天台宗寺院の医王寺は、山号を国宝山、院号を甘露院と号します。 医王寺の寺号標 宝永年間(1704~11)、当時村内に流行した疫病の多いことを憂い、一村民が平癒祈願のために、薬師如来を本尊に奉…

近隣の寺社散策 円照寺

わたしの住居の東京都稲城市に、寺社が多いのは意外で、家の近くにも多数ありました。コロナ禍で都心に行くことなく寺社に探訪できるのは有難いです。それにしてもオミ株の感染力は凄い。少しでもリスク回避となればと思います。 今回は、臨済宗の建長寺派寺…

大國魂神社 初詣

4日から仕事始め、そして、5日に府中の大國魂神社に初詣に行きました。「三が日」が過ぎてからの初詣で、あまり人は少ないと思ったのですが、大変な人出でした。他の所も同じように人手が戻っているのかと思います。 案の定、コロナ禍も国内千人超え、さらに…

令和四年 今年の目標

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。 令和四年、2022年も二日目となりました。 令和四年の稲城の初日の出 皆さんの本年の目標は何でしょうか。 わたしの目標は、平穏な暮らし、いつもながらの変わらない日常です。これまで、特に…