盛夏の生きものたち

コロナ禍がなかなか収まりませんが、暑い、暑い夏は、今年も真っ盛りです。

でも、我が家の庭の生きものたちは、暑い夏を待っていたのです。

この暑い夏を一番待っていたのはセミのようです。今年は一段とセミが多いように思え、セミの抜け殻もあちこちにあります。

アブラゼミが圧倒的に多いのですが、ミンミンゼミもうるさくやって来ます。「ミーン・ミンミンミンミンミー…」と繰り返します。大きさはアブラゼミと同じくらい。

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水を飲むのか、メダカの水槽にくるアブラゼミ

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ミンミンゼミ 網戸に止まって鳴いています。

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アブラゼミセミの抜け殻2つ

キアゲハ、カラスアゲハなどの蝶々もやって来ますが、珍しいシジミチョウが来ました。図鑑によると「ルリシジミ」でした。裏の色は地味ですが、表は名前の通り薄い紫色の瑠璃色です。

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ルリシジミ(裏)羽を閉じて止まります。

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ルリシジミ(表)ネットから。羽を開くと綺麗ですが、写真で撮るのは難しい。

そして、見たこともない虫も来ました。見事な保護色をしていて気付きにくいです。

顏をよく見ると人間の顔をしています。名前は分かりません。

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名前不明の昆虫 体長1~2cm黄緑色が綺麗。

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頭がどう見ても人間の顔に見えます。これで防御しているのかも知れません。

バッタもいます。ショウリョウ(精霊)バッタのようです。

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ショウリョウ(精霊)バッタ

今年の夏は、昆虫がよく目に入りますが葡萄の葉を食べるハムシもいました。これも見事な保護色で、見つけずらいです。

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葡萄の葉にたくさんつくハムシ コガネムシに似ています。


盛夏を待ち望んでいた生きものは、やはり爬虫類のトカゲです。

もう何年も庭に住みついていて、時には親子で顔を見せます。茶色と青い色の2種類いるようです。

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メダカの水槽に、水を飲みにくるニホントカゲ


植物たちも花を咲かせます。

鉢植えのハイビスカスですがもう十年以上、毎年花を咲かせます。サルスベリ(百日紅)も暑い時期に花が咲きます。

そしてメダカの水槽の水草アナカリスも梅花藻のような花が咲きます。

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ハイビスカス

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サルスベリの花

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梅花藻

そして、暑い夏の超苦手なのが柴犬チロリで、厚い毛を着ているので可哀そうです。

食欲は旺盛で、毎日元気いっぱい過ごしています。太ったようで、いつも寝ています。

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いつも寝て居るチロリ、なぜか右の前足挙げている。

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チロリと呼ぶと直ぐに目を覚ます。眠りは浅いようです。

 

この盛夏はまだまだ続くのでしょうか。でも生きものたちは逞しくこの猛烈な暑さを乗り越えるのです。

                           おわり