初夏の野鳥たち

本日は大雨ですが、朝早くの散歩も暖かくなり、野鳥たちによく出会います。最も綺麗な声で、しかも長く鳴くトリがおります。

数年前から現れたのですが、野鳥の図鑑にも載っておらず名前も分からない、よく鳴くトリだなと思っていました。

今年も現れ、今日雨の中も鳴いております。

ネットで良く調べてみると、名前が判明しました。それは、「ガビチョウ」です。

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ガビチョウ (中国名 画眉)

野鳥の図鑑には載っていないはずで、何と野鳥ではなく「特定外来生物」に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっています。

中国か東南アジアからペットとして輸入されたトリなのです。

しかし、色彩が茶色と地味で、そのさえずりが、あまりにも途切れることなく大きく、もはや騒音ということで、ペット販売業者が始末に困って放鳥したもののようです。

ガビチョウは、人間の身勝手さのため、本トリには何も責任のない可哀そうなトリなのでした。

そんなことを知ってか知らずか、今朝も朝早く5時ころから自慢の喉を聞かせてくれます。

鳴き声のパターンを何種類か持っているようで、知っているパターンを長く、一気に鳴きます。ほかのトリたちの鳴きまねのようです。

ネットで見たガビチョウの特徴として、目の周りの白い色が目立っていますが、この辺に来るのは、あまりはっきりとしません。

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目の周りの白さが目立つガビチョウ ウィキペディアより

中国などからわざわざ連れて来られたのですが、今朝も楽しそうに長々と鳴いております。

一方、シジュウカラは、最近では都会に順応しスズメより多く見かけます。

ガビチョウほど鳴き声は、大きくないのですが、小さく可愛らしく、鳴き声に癒されます。

森よりヘビやタカなどの天敵も少なく、安全に都会で生きることを見つけたようです。

大きさは、スズメと同じくらいで、高い木の上に止まり、鳴いているので、写真を撮るのに一苦労します。しかも気配を察知してすぐ逃げます。

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高い木の上で鳴くシジュウカラ

鳴き声で仲間とのコミュニケーションをとっているようで、人間に匹敵するような、高度な機能があることが分かってきたという事を、NHKの「ダーウィンが来た!」で放映しておりました。

鳴き声を単独で使うだけでなく、組み合わせて文章を作って会話するということです。

「ピーツピ」(警戒しろ)「チチチチ」(集まれ)という単語の組合せで「ピーツピ チチチチ」は警戒しながら集まれ!という意味になるらしい。

20以上の単語と175以上の文章を発見したということです。

地道な聞き取り、観察で見つけた素晴らしい成果です。

単語を組み合わせて、文章を作るという能力は、人間にしかないものだと考えられてきましたが、鳥類にこのような能力があったとは驚きです。

人類に近いチンパンジーなど他の霊長類でも知られていない能力があったのです。

素晴らしいですね。

 

他にも初夏に現れるトリたちとして、カルガモメジロ、そして、いつもいるヒヨドリムクドリキジバトなど野鳥がいっぱいです。

野鳥は警戒心が強くすぐ飛んで行ってしまうので写真撮影が難しいです。

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ヒヨドリ 椿の花の蜜を吸っています。

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ムクドリ 何かくわえています。嘴と足の橙色が特長

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キジバト よく水を飲みに来ます。

                                以上