初夏を迎える生きものたち 「健気に生きる植物と動物たち」

 梅雨入り前の東京ですが、夏並みの蒸し暑さの日もあり今年の夏も酷暑となりそうです。庭の生きものたち、そして柴犬チロリなども元気いっぱいに過ごしています。

 

生き生きとした多肉植物

 多肉植物は、春から全て外に出していますが、太陽の光を浴びてまだ花を咲かせている種類もあり、ますます生き生きとしています。

ハオルチアの株分け

 葉が鉢を一杯に埋めてきたので、株分けします。

 

鉢からハオルチアを取り出しますと、結構根が長いです。

 

根を適当な長さに切ります。

 

そして、子株を幾つか切り離します。

 

親株をまた植えます。

 

子株も植えます。5つの鉢になりました。

水は後から、根付いてからやります。以上で終了です。

 

序に、このハオルチアも株分けしました。

 

親株と株分けした4鉢です。

 

全て、株分けしたハオルチアの鉢です。

 

その他の多肉植物

 エケベリア、ハオルチア、セダムなど「寄せ植え」の鉢です。これも大きな鉢ですが、満員といった感じで、セダムがはみ出ています。

 

 分厚い細長い葉の「福娘」です。多肉植物の花は、概して地味ですが、これはなかなか綺麗です。長く伸ばした茎から花を咲かせています。

 

 寒さにも暑さにも強い「上海ローズ」です。たくさんの小さい芽が大きくなり、大きな鉢に植え替えました。

 

しかし、これもまた株分けしたほうが良さそうです。下の葉が枯れてきています。

株分けした「上海ローズ」。

 

鉢植えにした「上海ローズ」。

 

セダムで葉が取れ易いのですが、取れた葉を置いておくと芽が出て来ます。生命力が強いです。

 

これらの多肉植物は、水は殆ど与えていませんが、太陽の光だけでこのように成長する姿に驚きです。

 

庭の草花

庭の草木も暖かい日が続き、今が一番色々な種類の花が咲く季節です。

クレマチスです。クレマチスは、世界にたくさんの種類があり、これらの交配により、多くの品種が生まれています。テッセンとも呼ばれますが、テッセンとは、中国に自生する原種のことのようです。

 

紫紅色のシラン紫蘭)も毎年咲きますが、地下球によって増えているみたいです。

 

スズランも可憐な花を咲かせます。毎年いつの間にかひっそり咲いています。

 

白い5角形の花が咲く、カルミアです。

 

幾何学的にも珍しい正五角形の花です。

 

石楠花シャクナゲ)と紫陽花アジサイ)も早々と咲き始めました。

 

 これは、サツキですが、1本の木にピンクと白が混在しています。以前はピンクだけだったと思いますが。

 

ジャスミンの花も咲いています。

 

コバンソウ小判草)です。小判に似た形の小穂(しょうすい)をつけることから名付けられました。ドクダミも変わらずしぶとく咲き続けています。

 

これからは、動物です。

 珍しく「オニヤンマ」がやって来ました。黄色の模様がはっきりしませんが、日本最大のトンボとして知られています。

 

 ニホントカゲです。今年も現れました。もう何十年の庭に住み続けていますが、今年も冬眠から目覚め、姿を見せてくれて感動です。

コンクリ-トが暖かいのか、日向ぼっこです。

 

 これは、キンカンの木にやってきた、嫌われ者のカメムシです。今年も大量発生しているみたいです。このカメムシは、果実を吸収する果樹カメムシ類の「チャバネアオカメムシ」です。

 

アゲハの幼虫

 そして、アゲハの幼虫です。春になるとアゲハ、キアゲハなどがやって来て柑橘類に卵を産み付けます。この木は、柚子の木です。

 

卵から孵り、この幼虫は、1~2週間経っているでしょうか。

 

尚も成長していきます。雨も気にならないようです。

 

それから1週間位の幼虫。

 

成虫に脱皮する前。

 

その3日後、いきなり成虫に変身。

 

緑に同化して見事に溶け込んでおり綺麗で可愛い姿です。

最初の幼虫からは、3~4週間経過しているように思います。

 

 この後は、柚子の木から降り、他の適当な木にぶら下がりサナギとなって、その後羽化するはずです。しかし突然いなくなり行方は分かりません。無事、蝶に還っていることを願うばかりです。

 他にも、キンカンの木にアゲハの幼虫が4匹いるので見守り、羽化するところを見たいものです。

 

柴犬チロリ

 最後に柴犬チロリ14歳です。本人は、今日も元気いっぱい認知症なんて気付くはずもなく懸命に生きています。以前と比べ思いがけない行動をとるので驚きます。

家の中をうろつくチロリ。

 

ちらっと見るチロリ。

 

変顔のチロリ。

 

今日も昼寝するチロリ。平和な寝姿です。

 

散歩で座り込むチロリ。

 

おわりに

 多肉植物を育てるのは、去年から始めましたが、ハオルチア、上海ローズの株分けは初めてです。幾つかに分けて鉢に植えました。自己流なので、枯れるか分かりませんが、試行錯誤でやってみます。水やり、日光、温度がうまく合うかがポイントと思います。

 トンボ、カメムシ、アゲハの幼虫などは、生まれてから直ぐに自分で餌を探し、親の助けを借りず生きていく姿に心を打たれる感じがします。

 柴犬チロリをはじめ、身近な植物、動物全てが健気に懸命に生きている姿に、わたしも癒され、心も和み、健康に過ごすことが出来ます。

                 以上