大國魂神社の初詣 能登半島地震から始まった令和六年

 遅れましたが、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

令和六年も始まり、早々に元旦の「能登半島地震」そして日航機の空港衝突事故と、多難の年を思わせる船出となりました。

 わたしの今年の目標ですが、早々の災害、事故などがあると、いつもながらの変わらない日常、平穏に暮らすことが目標となります。

 

大國魂神社の初詣 

 今年の初詣も、いつもながらの府中の大國魂神社に参拝に行って参りました。 

昨年は元旦の参拝で大変な人出でしたので、今年は遅く、四日に朝早く7時に向かいました。

 最初に、参拝の前に大國魂神社の御旅所(おたびしょ)に立ち寄ります。府中街道を挟んで少し離れた所にある御旅所とは、神社の祭礼で神が巡行の途中で休憩、宿泊する場所です。紙垂(しで)も綺麗で正月らしさが伝わります。

 

境内へ

 表参道の大鳥居の方へ向かいます。旧甲州街道沿いに大鳥居があり、その前にケヤキの大木が立っています。

府中のケヤキ並木の起点です。

 

 大鳥居から参道に入ります。7時過ぎなのでさすがに人は少なく出店も開いていません。ここから「随神門」、そして「中雀門」を通り拝殿に向かいます。

 先ず手水舎で身を清めます。

 

随神門です。随神像の左右大臣に挨拶してから入ります。

 

随神門の前の狛犬さんにも挨拶します。

 

そして中雀門へと向かいます。拝殿が見えます。

 

社殿へ

拝殿です。神紋は、菊花紋章です。

 

御由緒

 大國魂神社は、大國魂大神武蔵国の守り神としてお祀りした神社です。この大神は、出雲の大国主神と御同神で、大昔武蔵国を開かれて、人々に衣食住の道を教え、又医療法やまじないの術も授けられた神様です。俗に福神又は縁結び、厄除け・厄払いの神として著名な神様です。

 創建は、景行天皇41年(111)と云いますから1900年も前のことです。

御祭神:大國魂大神(おおくにたまのおおかみ]

大國魂神社公式サイトより抜粋)

 

御札

 参拝してから授与所にて御札を求めました。朝早くても1か所の窓口のみ開設していました。



御札です。

 

また、「一陽来復神璽( しんじ)」も求めました。

 「一陽来復」とは、冬が去り、春が訪れることを表します。物事が良い方向へ進むようにという願いが込められた御札です。毎年12月冬至の日から2月節分の日までその年の恵方に向けて祀ります。

 令和六年の恵方は「東北東」です。早稲田の「穴八幡宮」の一陽来復御守が有名です。

 

社務所での御朱印受付は、9時からのようです。

 

「おたきあげ納所」で昨年の御札を納めます。

 

そして、社殿の西側からぐるりと見て回ります。

 

本殿

拝殿と本殿を結ぶ扉が開いていました。

 

本殿の東殿が見え、入口に突っ立ったポーズの狛犬さんが見えます。

 

本殿の説明掲示板もあります。

 それによりますと、「大國魂神社は古くより武家の間で崇敬が篤く、鎌倉幕府を始め北条、足利氏も崇敬の誠を尽くしていた。慶長年間に、将軍徳川家康の命により社殿の大造営が行われた。この社殿は慶長11年に竣工しているが、正保3年の府中本町の大火で灰燼に帰している。

現在の本殿は四代将軍徳川家綱の命により寛文7年に完成したものである。」ということです。

 

境内散策

社殿の左側に境内社松尾神社があります。

 御祭神である大山咋命(おおやまくいのみこと)は、太古より醸造の守護神です。

国府鶴など東京の地酒、近くの東京都唯一のビール工場のサントリービールが奉納されています。

 

本殿の後ろに、御神木の大イチョウがあります。しめ縄も新しい。

 

 今まで気付きませんでしたが、御神木の隣に府中の名木百選、「大國魂神社のムクノキ」もあります。

 

そして、境内には、小規模な境内社が多数あります。本殿の東にあるのが「東照宮」です。

 御祭神は、徳川家康公で、元和4年(1618)二代将軍秀忠の命によって造営されました。

 

 社殿を1周して中雀門を越えたあたりに神楽殿があります。その前に正月らしく記念撮影用の辰の大絵馬がありました。

 

そして、裏参道の鳥居から神社を後にしました。何度来ても新たな発見があります。

 

おわりに

 東京は、昨年から暖かく晴天の日が続きます。しかし、能登半島地震、発生してから1週間、時が経過するほど被害の甚大さがが明らかになってきています。復興には時間がかかりそうで、被災された方々の悲しみに心が痛みます。一刻も早く元通りの生活に戻れるよう願わずにはおられません。

 世界に目を向けてもプーチンウクライナ侵略、イスラエルのガザ侵攻など、戦乱が果てしなく続き、結末がどうなるかは、誰にも分かりません。

 

 最後に心が和む写真です。多肉植物、銀手毬(ギンテマリ)に可憐な花が咲きました。

銀手毬は、小さなサボテンで白いとげに覆われ、造形が綺麗です。

 

 そして、柴犬チロリ14歳です。平和な寝姿に癒されます。今年も暑い夏を乗り越え、元気に過ごして欲しいものです。

                                                                        以上です。