2023-01-01から1年間の記事一覧

全国で唯一「鬼王」の名を持つ神社 新宿の「稲荷鬼王神社」

前回の新宿区の花園神社から北へ数分で「稲荷鬼王神社」に着きます。住所は歌舞伎町ですが、繁華街の外れにある静かなところです。 御由緒 江戸時代前期の承応2年(1653)に稲荷神社が創建されました。江戸時代中期の宝暦2年(1752)に紀州熊野の「鬼王権現…

酉の市で知られる新宿の総鎮守「花園神社」

今回も新宿区ですが、大都会新宿の歓楽街である歌舞伎町に近い「花園神社」です。丁度お祭りのときでしたので、大変な賑わいでした。参拝後、喧騒を逃れて花園神社の直ぐ北にある「稲荷鬼王神社」にも参拝しました。 御由緒 花園神社は、徳川家康の江戸開府…

新宿区四谷の「観音坂」に並ぶお寺 真成院と蓮乗院

前回の服部半蔵の「西念寺」から少し西へ行くと観音坂があります。 この坂の途中に「蓮乗院」と「真成院」が並んであります。最初の蓮乗院を横目に通り過ぎ、先ず真成院(しんじょういん)を訪問します。直ぐに真成院の看板が目に付きます。 「自分のまちが…

「鬼の半蔵」が開基のお寺 新宿区の「西念寺」

今回の散策は、東京都新宿区の四谷界隈です。以前も四谷三丁目から「お岩さん」の陽運寺、「君の名は」の舞台、須賀神社などを参拝しました。今回はそこから少し東寄りのお寺の多い若葉町の一帯です。 JR四ツ谷駅の改札です。 「四谷」ではなく「四ツ谷」と…

より開かれたお寺 東京都中央区の「築地本願寺」

前回の波除(なみよけ)神社を参拝後、築地駅の方へ戻り、築地本願寺を参拝しました。築地本願寺は、浄土真宗本願寺派の寺院です。本山は京都の下京区にある西本願寺で、築地本願寺はその直轄寺院になります。インドの古代仏教建築を思わせる外観でも知られ…

中央区築地の波除神社 巨大獅子の壮観な「つきじ獅子祭」

先日、東京駅近くで会社員時代の同期会がありましたが、その機会に一度行きたかった築地本願寺を訪れました。近くに「波除(なみよけ)神社」がありましたので、先に、その神社を参拝しました。 築地本願寺は、日比谷線の「築地駅」から地上に上がると直ぐで…

梅雨入り前の生きものたち

今年の春は、暖かいようで、躑躅(つつじ)や藤そしてバラなども例年より早い気がします。このまま暖かさが続き、梅雨となり、梅雨が明けると今年も猛暑でしょうか。 梅雨入り前の庭の生きものたちは、この日差しに逞しく生きています。 まず、ニホントカゲ…

富士山が見える神社「北澤八幡神社」

前回の世田谷区「森巌寺」の直ぐ近くに「北澤八幡神社」があります。北澤八幡神社は、「北澤八幡宮」と称する事も多く、古くから下北沢の鎮守、村の中心として、崇敬を集めた神社です。 高台の広い境内 森巌寺の山門から延びる通りを行くと、左手に鳥居と社…

世田谷区の「森厳寺」 徳川家康の二男が開基の寺院 

森厳寺(しんがんじ)は、小田急線あるいは京王井の頭線の「下北沢駅」より、徒歩程なくの所にあります。慶長13年(1608)の創建になる浄土宗の寺院です。正式の名称は「八幡山 浄光院 森巌寺」と云います。 秀康による開基 この寺院の開基は、家康の二男秀…

奉納相撲が開かれる神社「世田谷八幡宮」

今回は、世田谷区「豪徳寺」に続いて、東急世田谷線「宮の坂駅」の反対側にある、「世田谷八幡宮」です。 御祭神と御由緒 御祭神は、 応神天皇(おうじんてんのう) 仲哀天皇(ちゅうあいてんのう) 神功皇后(じんぐうこうごう) です。 そのはじまりは、平…

新緑の眩い「豪徳寺」 招き猫と井伊直弼の墓のある寺院

以前、世田谷区の散策で「世田谷観音」や「松陰神社」を参拝しましたがその続きで豪徳寺です。 豪徳寺は、東急世田谷線の「宮の坂駅」から直ぐの所にあります。小田急線の「豪徳寺駅」からも遠くはありません。 豪徳寺の歴史 豪徳寺は、世田谷城主の吉良政忠…

中野区の寺社散策 中野長者伝説の寺院「成願寺」

中野区の山手通り沿いの寺社散策、今回は中野長者、鈴木九郎が開いたという成願寺(じょうがんじ)です。山号を多宝山と称す、曹洞宗の禅寺です。 山手通りを沿って神田川方面に行くと、右手にびっしりと竹が立ち並ぶ壮観な姿が見えて来ます。この竹垣は、成…

中野区の寺社散策 三重塔の「宝仙寺」

東京都中野区の山手通り沿いの、寺社散策が続きます。中野氷川神社、白玉稲荷神社を巡りましたが、次は、両神社と関係が深い宝仙寺です。 宝仙寺は、中野氷川神社の旧別当寺であり、白玉稲荷神社から少し西側です。宝仙寺の境内には、寺号の由来となった宝珠…

中野区の寺社散策 ビルの谷間の「白玉稲荷神社」

JR東中野駅から山手通り沿いの散策が続きます。中野氷川神社から次に向かったのが「白玉稲荷神社(しらたまいなりじんじゃ)」です。 JR東中野駅から山手通り 中野氷川神社から、山手通りの反対側を数分歩くと着きます。直ぐその先は、山手通りと青梅街道と…

中野区の寺社散策 中野総鎮守のおひかわさま 「中野氷川神社」

今回は、東京都中野区の寺社散策です。JR東中野駅から山の手通り沿いに渋谷方面へのコースです。最初に東中野駅から数分山手通りを行くと「中野氷川神社」があります。 中野氷川神社は、旧中野村の総鎮守社で、創建は長元三年(1030)に武蔵一の宮である埼玉…

「生きものたちの春」多肉植物始めました。

東京の桜が早くも開花し、今年の春は暖かいようです。コロナ禍のマスクも自己判断ですが、わたしは花粉症なので当分外せません。寒さも収まりそうで、春真っ盛りの生きものたちはどうしているでしょうか。 野鳥は、庭の千両、万両など赤い実は食べ尽くしまし…

川崎市「たちばな散歩道」散策  秘仏空蔵菩薩像の能満寺、弟橘媛伝説の橘樹神社

川崎市の「影向寺」、「野川神明社」と見て来ましたが、多摩川右岸の散策はまだ先が在ります。能満寺、橘樹(たちばな)神社へと続きます。 能満寺(のうまんじ)は、野川神明社から東に数分歩くとあります。星王山寶蔵院と称する天台宗の寺院で、もともと影…

韋駄天神(いだてんのかみ)の野川神明社

前回の川崎市影向寺(ようこうじ)から、北へ数分の所に野川神明社があります。 野川神明社の創建は不明ですが、縄文時代より定住が進んでいた地域であることから、古くの創始が考えられています。 江戸時代には、「韋駄天社」と称されていたようで、明治3…

奈良時代の古刹 川崎市の影向寺

今回の寺社散策は、神奈川県、川崎市の多摩川右岸の平野部と多摩丘陵を舞台にした歴史を見ていきます。 今までも多摩川左岸沿いの大田区「田園調布古墳群」、世田谷区「等々力渓谷」に展開する寺社、古墳などを見て来ましたが、今回は多摩川の右岸の地域です…

東京の大仏 「釈迦如来大仏」の善生寺

東京都日野市の散策が続きます。今回は、法華宗の寺院、善生寺(ぜんしょうじ)です。 山号を大久山と号するこの寺院は、正保2年(1645)、豊田村を領有する旗本、大久保勘三郎忠良が、前年に亡くなった娘の追善のために建立した寺です。大久保一族が信仰し…

御神木クスノキの勢い 日野の若宮神社

東京都日野市の散策の続きです。JR日野駅の八坂神社から次の駅、豊田駅に向かいます。近くにある若宮神社とその旧別当寺であった大久山善生寺(法華宗陣門流)を参拝に行こうと思います。若宮神社と善生寺は隣合わせにあります。 先ず若宮神社に行きますが、…

新選組ゆかりの日野八坂神社

今回の寺社参拝は、都心から離れ、東京都日野市の「八坂神社」です。日野市には、「新選組のふるさと歴史館」や「土方歳三資料館」、高幡不動尊、石田寺など新選組に関する場所が多くあります。 JR日野駅の直ぐ近くにある「八坂神社」も新選組ゆかりの神社と…

渋谷区千駄ヶ谷 秘仏「如意輪観世音菩薩」の聖輪寺

鳩森八幡神社の正面鳥居を後にして、神社の北側の庚申塔を見に行きます。その途中に「将棋会館」があります。 将棋会館 将棋会館は、よく聞きますが、やはり神社の将棋堂と関係があったのですね。現在対戦中の藤井さんと羽生さんとの王将戦のポスターもあり…

「富士塚」に登る 千駄ヶ谷の鳩森八幡神社

鳩森(はとのもり)八幡神社は、御祭神に応神天皇・神功皇后をお祀りし、千駄ヶ谷一帯の総鎮守の神社です。 慈覚大師が貞観2年(860)関東巡錫の途中、鳩森のご神体を求める村民の強い願いにより故事にのっとり、神功皇后・応神天皇の御尊像を作り添えて、正…

令和五年の始まり

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。 令和五年も始まり、初日の出、初詣、家族の集まりなどで過ごし、あっという間に正月も過ぎてしまいました。 令和五年稲城の初日の出 6時30分頃 わたしの今年の目標ですが、何も決めずいつも…